転職する前に
1.転職の理由
「一度入社したら定年まで」の終身雇用制度が崩壊し、近年、若い世代を中心に転職者が非常に増えています。
年齢などに応じて役職や賃金を上げるという、いわゆる「年功序列」より、実力次第でキャリアアップできる会社が増えてきたことが、要因となっています。
また、円高や国際競争、平成の不況の中で人件費の圧迫に直面した企業が、退職間近な中高年をリストラに追い込んでしまったことも、転職者を増やした要因の一つに挙げられます。
オリコン調査によると転職の理由は
- 年収アップしたい(13.6%)
- 自分に合った仕事に就きたい(12.6%)
- やりがいのある仕事に就きたい(11.9%)
- 会社の将来に不安(9.7%)
- 安定した職業に就きたい(8.5%)
- 別の会社や業界の経験を希望(7.4%)
- 労働時間に不満(5.0%)
- 能力・成果を正当に評価されなかった(4.7%)
- 家庭環境が変わった(3.0%)
- 人間関係が上手くいかなかった(2.0%)
- 会社の倒産・リストラ(1.8%)
とさまざまです。
2.メリットがあるか
「仕事にやり甲斐が感じられなくなった」「希望しない部署に異動があった」などと、転職に至る理由は十人十色です。
果たして本当に転職にメリットがあるのでしょうか?
確かに転職は、自分の能力を客観的に評価してもらういい機会だとは思います。
それにもちろん、希望にあった職を選ぶのですから、「嫌な上司の顔を見なくて済んだ」とか「前職より給与がアップした」などの利点があるのは確かです。
でも転職によってこれまでの人間関係を失ったり、給料がアップした反面、残業が増えて重労働になったりなど、新たな不満を生むことにもなりかねません。
転職する際は、現状以下の状況を生み出すことがないよう、じっくり冷静に自分の考えを、見極めて行動することが必要です。